店主の幼少期の浴衣を復刻して、型から彫り、染めました。

幼いころ、毎年姉と揃いの洋服や浴衣を贈ってくれる血縁のない老婦人がいました。
この浴衣は、その老婦人からの贈り物のひとつ。
こどもが着るには艶やかで大胆なその赤い藤の浴衣は、店主の着物好きの原体験です。

大好きな浴衣は30年以上大切に保管されていました。
大人になってまたあの浴衣が着たい!!その思いだけで、型を彫っていただきました。
浴衣を染める注文は10反単位のため、思い切って初年度まずは20反染めたところ、またたくまに完売と追加生産となり、最終的には40反の大ヒットの完売御礼となりました。

店主の着物を愛する思い、幼少期にこの浴衣に魅せられた思い出が反響や共感を得て、また大人が赤い浴衣を着ることの斬新さが好評だったのではないかと推察します。
翌年も10反染め、色違いで紫も発表しました。

日舞の藤間流の方にも喜ばれています。 オリジナルTOP