京都は寺町の古本屋で見つけた、木版刷の絵本「うなゐのとも」から、魅力的な郷土玩具を拾い、染帯にしました。

「玩具尽し」は、小紋や帯の文様として既に存在しますが、でんでん太鼓などの、赤ちゃんやこどもを思い浮かべる柄が一般的かと思います。
また、お節句に因んだ染帯は従来から存在していますが、「立ち雛」や「鯉のぼり」「兜」などの直接的な表現のものばかり。

この「郷土玩具シリーズ」では、一見玩具と見えないものや、こどもが手に取り遊ぶというより大人が飾って愛でるような玩具、現代では途絶えた節句飾りなどを、「うなゐのとも」から色彩美やデザインの妙に惹かれたものをチョイスしました。 オリジナルTOP